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イエス・キリストの幼時の最初の福音書 |
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インターネットで公開されている「イエス・キリストの幼時の最初の福音書」(英文「The first Gospel of the INFANCY of JESUS CHRIST」)から翻訳してみました |
「イエス・キリストの幼時の最初の福音書」は22章から成り内容はイエス・キリストの誕生から12歳までの奇跡物語です |
新約聖書4福音書と類似の話しについては下記の各章を開き右記の☞をクリックすればギリシャ語原典逐語訳とイエス物語(331話)が開きます |
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内容 |
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1章 |
イエス・キルスト誕生の奇跡 聖マリアが産気づき洞穴に入り産婆がヨセフに呼ばれて入ると光の中に母子授乳と天使降臨を見ました |
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2章 |
両親は律法に従って八日目にイエスに割礼を施し四十日目に捧げ物の為に神殿に連れて行くとシメオンとアンナが近づき讃美しました |
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3章 |
東の賢人たちは贈り物の代わりにマリアから与えられた幼児を包む衣の一つを火に投げ入れると無傷のまま残ったので宝物にしました |
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4章 |
キリスト殺しを謀るヘロデから逃れてヨセフとマリアとイエスはエジプトに行き悪魔に憑かれた子供を癒し偶像と神々を倒しました |
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5章 |
ヨセフとマリアが盗人たちの隠れ家に近づくと彼等には王の大軍が近づく音のように聞こえたので急いで逃げ出しました |
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6章 |
悪魔付きの女たちは聖マリアの憐れみと幼児イエスを抱くことで癒されイエスの体を洗った水で少女と赤ん坊の癩病が清められました |
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7章 |
マリアたちと少女は泣き悲しむ姉妹の家に泊まり魔法で騾馬にされた兄弟をイエスの力で元の若者に戻し少女と若者は結婚しました |
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8章 |
旅の途中で出会った盗人のうち親切を示した者についてイエスは三十年後彼の右側に十字架に付けられ天国に行くと予言しました |
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9章 |
ベツレヘムで瀕死の病の息子を抱えた母二人に聖マリアはイエスを洗った水を与え息子の体に振りかけさせて癒しました |
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10章 |
病気の息子を持つ二人の妻が居て一方はイエスの衣で癒され他方は死に他方が一方の息子の命を狙い自ら井戸に落ちて死にます |
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11章 |
病気の息子の一人を死なせ瀕死のもう一人を抱えて来た女にマリアがイエスの寝床にその子を置かせるや否やその子は癒されました |
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12章 |
イエスを洗った水で癩病を癒やされた女が癩病故に王子から離婚された若い女をマリアの許に連れて行き同様に癒してもらいました |
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13章 |
竜の姿をしたサタンに血を吸われていた少女がマリアから与えられたイエスの衣をサタンに見せて退散させ苦難から救われました |
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14章 |
少年ユダはサタンに取り付かれ幼児イエスの右側を打ち後々イエスをユダヤ人に売りユダの打った所をユダヤ人が槍で突き刺しました |
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15章 |
七歳のイエスは粘土で作った動物を歩かせたり鳥を飛ばせたり釜に投げ込んで台無しにした染物の布の色を望む色に変えたりしました |
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16章 |
ヨセフは大工で王に依頼されて王座を作ったが寸法違いでした イエスの指示通り二人で王座を引っ張ると寸法通りになりました |
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17章 |
イエスは一緒に遊んでかくれんぼをしていた少年たちを子山羊に変身させ女たちの前で元の姿に戻しました |
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18章 |
少年を咬んで瀕死の状態にした蛇をイエスは呼び出し毒を吸い出すように命じ少年の命を救いました 彼が後の熱心党のシモンです |
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19章 |
屋根から落ちて死んだ少年にイエスが落としたのではないと言わせたり粘土作りの雀や水溜まりを消すまどイエスは奇跡を実行しました |
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20章 |
イエスはアルファベットを教えようとする教師に逆に文字の意味を教えて驚かせ鞭で打とうとした他の教師の手を萎えさせ死なせました |
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21章 |
十二歳のイエスは両親と共にエレサレムの祝祭に行き神殿に一人残り学者たちと聖書や天文学や医学を論じて皆を驚かせました |
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22章 |
イエスは三十歳まで律法の勉強に専念しヨルダン川で天の父から「私の最愛の息子」という声が下り鳩の姿の聖霊に称えられました |
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Office Murakami |
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1章 |
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次の記述を大祭司ヨセフの書の中に私たちは見つけました |
彼は或る人たちにカイアファと呼ばれました |
彼は語ります |
イエスは揺り籠の中に居た時に話しました |
そして彼の母に言いました |
マリアよ |
私は神の息子イエスです |
天使ガブリエルがあなたに告げたことに従ってあなたが生んだ言葉です |
そして私の父は世界を救う為に私を遣わしました |
アレキサンダーの時代の三百九年に |
アウグストゥスは布告を発布しました |
☞ルカ2:1-7 |
全ての人々は自分自身の国で課税される為に行かなけばならないと |
それ故にヨセフは立ち上がりました |
☞イエス物語10話 |
彼の配偶者マリアと共に彼はエルサレムに行きました |
それからベツレヘムに来ました |
彼と彼の家族が彼の父の町で課税される為 |
そして彼等が洞穴の側に来た時 |
マリアはヨセフに告げました |
彼女の産む時が来たこと |
そして彼女が町まで行けないこと |
そして言いました |
この洞穴に入りましょう |
その時太陽はほとんど沈もうとしていました |
しかしヨセフは急いで離れました |
産婆を彼女に呼んでくる為 |
そしてエルサレム生まれのヘブライ人の老婆に彼は会うと |
彼は彼女に言いました |
どうかこっちに来て下さい |
貴女は |
そしてあの洞穴に入って下さい |
そしてあなたはそこで産もうとしている女を見るでしょう |
それは日没後のことでした |
老婆と共にヨセフが洞穴に到着したのは |
そして彼等はそこに入りました |
すると見なさい |
それは光に満たされていました |
灯火や蝋燭の光より大きな |
そして太陽それ自身の光より大きな |
幼児は細長い衣に包まれていました |
そして彼の母聖マリアの胸の乳を飲んでいました |
彼等二人はこの光を見た時 |
彼等は驚きました |
老婆は聖マリアに尋ねました |
あなたがこの子の母ですか |
聖マリアは答えました |
彼女はそうでした |
その上で老婆は言いました |
あなたは他の全ての女と非常に違います |
聖マリアは答えました |
私の子に似た子は他にいないように |
そのように彼の母に似た女は他にいません |
老婆は答えました |
そして言いました |
私の貴婦人よ |
私はとこしえの報酬を得る為にここに来ました |
それから私たちの貴婦人聖マリアは |
彼女に言いました |
あなたの手を幼児の上に置きなさい |
それを彼女がすると |
彼女は健やかになりました |
彼女が産んだ時 |
彼女は言いました |
これから |
私の人生の全ての日々 |
私はこの幼児に仕えて僕になります |
この後 |
羊飼いたちが来て |
☞ルカ2:8-20 |
そして火をおこして |
そして彼等がとても喜んでいると |
☞イエス物語11話 |
天の大軍が彼等に現れました |
いと高き神を讃え崇めながら |
そして羊飼いたちが同じ行為に従った時 |
洞穴はその時輝かしい神殿のようでした |
何故なら天使たちと人々の舌は神を崇め褒め称えることで結ばれていたから |
主なるキリストの誕生の故に |
しかしヘブライ人の老婆はこれらの明白な奇跡を見て |
彼女は神を讃えました |
そして言いました |
私はあなたに感謝します |
神よ |
イスラエルの神であるあなたに |
私自身の目が世界の救い主の誕生を見たから |
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2章 |
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そして割礼の時が来ると |
☞ルカ2:21-24 |
即ち |
八日目が |
☞イエス物語12話 |
その時に律法は割礼を施すようにその子に命じていました |
彼等は洞穴で彼に割礼を施しました |
そしてヘブライ人の老婆は包皮を取りました(彼女は臍の獅取ったと他の者たちは言います) |
古い甘松の香油の雪花石膏の箱の中にそれを保存しました |
そして彼女には薬屋である息子がいました |
彼に彼女は言いました |
この甘松の香油の雪花石膏の箱を売らないように注意しなさい |
それに対して硬貨三百枚があなたに提供されたとしても |
さてこれがあの雪花石膏の箱です |
それを罪人マリアが手に入れました |
そして私たちの主イエス・キリストの頭と手の上にそれから出した香油を注ぎました |
そして彼女の頭の髪にそれをこすりつけました |
それから十日後に彼等は彼をエルサレムに連れて行きました |
そして彼の誕生から四十日目に彼等は彼を神殿に主の前に見せました |
彼の為に適切な捧げ物をする為に |
モーセの律法の要求に従って |
即ち |
胎を開く男性は皆神に聖なるものと呼ばれる為 |
その時老いたシメオンが光の柱のように輝く彼を見ました |
☞ルカ2:25-35 |
乙女聖マリアが |
彼の母が |
☞イエス物語13話 |
彼女の腕の中に彼を運んでいた時 |
そしてその光景を見て大いなる喜びに満たされました |
そして天使たちが彼の周りに立ちました |
彼を崇めながら |
王の護衛が彼の周りに立つように |
そこでシメオンは聖マリアに近づいて行き |
そして彼の手を彼女の方に伸ばして |
そして主キリストに言いました |
今や |
我が主よ |
あなたの僕は安らかに去ることが出来ます |
あなたの言葉に従って |
何故なら私の目はあなたの憐れみを見たから |
あなたは整えました |
全ての国民の救いを |
全ての民の光を |
そしてあなたの民イスラエルの誉れを |
女預言者アンナも又いました |
☞ルカ2:36-38 |
そして近づいて |
彼女は神を讃美しました |
☞イエス物語14話 |
そしてマリアの幸せを祝いました |
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3章 |
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主イエスが生まれた時のことでした |
☞マタイ2:1-12 |
ユダヤの一つの町ベツレヘムで |
ヘロデ王の時代に |
☞イエス物語11話 |
賢人たちが東からエルサレムに来ました |
ゾロアスターの予言に従って |
彼等と共に奉納物を持って来ました |
即ち |
金 |
乳香 |
そして没薬 |
そして彼を拝みました |
そして彼等の贈り物を彼に差し出しました |
その時貴いマリアは幼児を包んでいた細長い彼の衣の一つを取りました |
そしてそれを彼等に祝福の代わりに与えました |
それを彼等は彼女から最も貴い贈り物として受け取りました |
そしてまさにその時天使があの星の形で彼等に現れました |
それは彼の旅において彼等を案内したものでした |
彼等はそれの光に従って彼等自身の国に戻りました |
彼等が戻ると彼等の王侯貴族たちは彼等の許に来て尋ねました |
彼等は何を見て何をしたのか? |
彼等はどんな旅をして戻ってきたのか? |
彼等には道中どんな連れがいたのか? |
しかし彼等は細長い衣を出して見せました |
それは聖マリアが彼等に与えたものです |
それの為に彼等は祝宴を催しました |
そして彼等の国の習慣に従って |
火をおこして彼等はそれを拝みました |
そして細長い衣をその中に投げ入れると |
火がそれを捕え |
そしてそれを包みました |
そして火が消えた時 |
彼等は無傷の細長い衣を取り上げました |
まるで火がそれに触れなかったような |
それで彼等はそれに口づけし始めました |
そしてそれを彼等の頭と彼等の目の上に置いて |
こう言います |
これは確かに疑問の余地のない真実です |
そしてそれは正に驚くべきことです |
火がそれを焼くことが出来ずそれを燃やし尽くせなかったことは |
それから彼等はそれを取りました |
そして最高の敬意をもってそれを彼等の宝物の中に置きました |
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4章 |
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さてヘロデは気が付いた時 |
☞マタイ2:13-16 |
その賢人たちが遅れたことに |
そして彼の許に戻らないことに |
☞イエス物語15話 |
祭司と賢人たちを一緒に召集して言いました |
キリストはどこに生まれるか場所を私に言いなさい |
そして彼等がユダヤの町ベツレヘムにと答えると |
彼自身の心の中で彼は企て始めました |
主イエス・キリストの死を |
しかし主の天使がヨセフの夢の中に現れました |
そして言いました |
起きなさい |
その子と彼の母を連れて行きなさい |
そして鶏が鳴くとすぐエジプトに行きなさい |
そこで彼は立ち上がりました |
そして行きました |
そして彼が彼の旅について一人で考えていると |
朝が彼の上に来ました |
長旅によって鞍の紐が切れました |
そして今彼は大きな町に近づきました |
そこに偶像がありました |
エジプトの他の偶像と神々には彼等の奉納物と祈願が齎されていました |
そしてこの偶像の側にそれに仕える一人の祭司がいました |
彼は |
サタンがその偶像のことを公然と言う度に |
彼がエジプトの住民とその国々に言ったことを話しました |
この祭司には三歳の息子がいました |
彼は非常に大勢の悪魔に取り付かれていました |
彼等は多くの変なことを言いました |
そして悪魔たちが彼を捕らえると |
彼の服を引き裂いて裸で歩き回りました |
彼が目にする像を投げ倒しながら |
その偶像の近くに町の宿屋がありました |
町の中にヨセフと聖マリアが入って |
その宿屋に向かうと |
町の全住民は驚きました |
そして全ての長官と偶像の祭司はその偶像の前に集まりました |
そしてそこで質問しました |
こう言って |
この驚きと恐れの全ては何を意味するのか |
それは私たちの国全ての上に降りかかったもの |
偶像は彼等に答えました |
未知の神がここに来ました |
彼は真の神です |
彼の他に誰一人いません |
神に捧げる礼拝に値する者は |
何故なら彼は神の息子であるから |
彼の評判でこの国は震えました |
そして彼が来た時それは現在の騒動と驚きの下にあります |
そして私たち自身は彼の力の偉大さに恐れを抱いています |
まさにその瞬間この偶像は倒れました |
彼が倒れると |
エジプトの住民全ては |
他の者をほっといて一斉に走って逃げました |
しかし祭司の息子は |
彼のいつもの疾患が彼の上に臨むと |
宿屋に入って |
ヨセフと聖マリアを見つけました |
彼は残り全てを後ろに放り捨てました |
貴婦人聖マリアが主キリストの細長い衣を洗って |
柱の上に乾かす為にそれらを掛けた時 |
悪魔に取り付かれた少年はそれらの一つを取りました |
そしてそれを頭の上に載せました |
そしてすぐ悪魔が彼の口から出始めました |
そして烏と蛇の形で飛び立ちました |
その時から少年は主キリストの力によって癒されました |
そして彼は賛歌を歌い始めました |
そして彼を癒やした主に感謝を捧げました |
彼が前の健康状態に戻ったことを彼の父が見た時 |
彼は言いました |
私の息子よ |
あなたに何が起こったのか |
そしてどうやってあなたはは治ったのか |
その人は答えました |
悪魔たちが私を捕えた時 |
私は宿屋に入りました |
そしてそこに男の子と共に非常に美しい女性が見出されました |
彼の細長い衣を彼女は洗っていました |
そして柱の上に掛けました |
その一つを私は取りました |
そしてそれを私の頭の上に載せました |
すると直ぐに悪魔たちが私を去りました |
そして飛んで行きました |
これで父は非常に喜びました |
そして言いました |
私の息子よ |
恐らくこの男の子は生ける神の息子です |
神は天と地を造りました |
何故なら彼は私たちの間に来るやいなや |
偶像が壊れ |
そして全ての神々が倒れ |
そして大いなる力によって砕かれたから |
その時預言が満たされました |
それはこう言います |
エジプトの外から私は私の息子を呼びました |
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5章 |
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さてヨセフとマリアは |
偶像が倒されて砕かれたと聞いた時 |
恐れと震えに捕らわれて |
言いました |
私たちがイスラエルの地に居た時 |
ヘロデが |
☞マタイ2:16-18 |
イエスを殺すつもりで |
その目的の為に幼児全てを殺しました |
☞イエス物語16話 |
ベツレヘムとその近所において |
そして疑いなくエジプト人たちは来て聞くなら |
この偶像が破壊されて倒されたことを |
私たちを火で燃やすでしょう |
彼等はそれ故にそこから出て行きました |
盗人たちの隠れ場所に |
彼等は通行人が通る時に盗みました |
彼等の乗り物と彼等の衣服を |
そして彼等を縛ってさらって行きました |
これらの盗人たちは大きな音を立てて彼等が来るのを聞きました |
やって来る王の音のように |
大軍と多くの馬と鳴り響く喇叭と共に |
彼自身の町から出発する時 |
それで彼等は非常に恐れて彼等の略奪品を全て後ろに残して |
急いで逃げ去りました |
これによって虜たちは立ち上がり |
お互いの束縛を解き |
各人の袋を取って |
彼等は立ち去りました |
そして彼等の方に来るヨセフとマリアを見て |
尋ねました |
その王はどこですか |
彼の近づく音を盗人たちが聞いて |
私たちを置いて行きました |
その為私たちは今無事に出て来れました |
ヨセフは答えました |
彼は私たちの後ろから来るでしょう |
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6章 |
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それから彼等は他の町に行きました |
そこには悪魔に取り付かれた一人の女が居ました |
そしてその女の中にあの呪われた反逆者サタンが |
彼の住まいを定めていました |
ある夜 |
彼女が水を取りに行った時 |
彼女は耐えられなくなりました |
彼女の衣服にも家の中に居ることにも |
それらが彼女を鎖や紐で結ぶ度ごとに |
彼女はそれらを切断しました |
そして荒涼とした場所に出て行きました |
そして時々十字路に立って |
そして墓地の中で |
人々に石を投げました |
聖マリアがこの女を見た時 |
彼女は彼女を憐れみました |
するとサタンはすぐ彼女を去りました |
そして若者の姿で逃げ去りました |
こう言って |
私は災いだ |
あなたマリアとあなたの息子故に |
それでその女は彼女の苦痛から救い出されました |
しかし彼女自身裸であることを考えて |
彼女は恥じました |
そして他の人の目を避けて |
彼女の衣服を着て |
家に行き |
彼女の父と親類に彼女の事件の話しをしました |
彼等は町の最上位であったので |
聖マリアとヨセフを最上の敬意を以ってもてなしました |
次の朝旅の為に十分な食糧供給を受け取って |
彼等は彼等から出て行きました |
そしてその日の夕方頃に他の町に到着しました |
そこではその時結婚式が執り行なわれようとしていました |
しかしサタンの技と何人かの魔法使いの手腕によって |
花嫁は唖になり |
彼女は彼女の口すらも開けなくなりました |
しかしこの唖の花嫁は見た時 |
聖マリアが町に入って来るのを |
そして彼女の腕に主キリストを抱えているのを |
彼女は彼女の手を主キリストに伸ばしました |
そして彼女の腕に彼を抱きました |
そして彼をぎゅっと抱き締めました |
何度も何度も彼に口づけしました |
頻繁に彼を動かし彼を彼女の体に押し付けました |
直ちに彼女の舌の紐は解かれました |
そして彼女の耳は開かれました |
そして彼女は神に賛歌を歌い始めました |
彼が彼女を元に戻しました |
それでその夜その町の住民の間に大きな喜びがありました |
神と彼の天使たちが彼等の間に下って来たと彼等は考えました |
この場所に彼等は三日間留まりました |
最大の敬意と最も素晴らしい接待で出迎えられて |
そしてそれから旅の為の食糧を人々に供給されて |
彼等は去って他の町に行きました |
そこに彼等は宿泊したいと思っていました |
何故ならそれは有名な場所であったから |
この町に上流婦人がいました |
彼女はある日水浴びする為に川に行った時 |
見なさい |
呪われたサタンが蛇の姿で彼女に飛び掛かりました |
そして彼女の腹の周りに抱き付きました |
そして毎夜彼女の上に横たわりました |
この婦人は見た時 |
貴婦人聖マリアと彼女の腕の中の幼い主キリストを |
貴婦人聖マリアに尋ねました |
彼女が彼女に許すか |
その子に口づけすることを |
そして彼女の腕に抱くことを |
彼女が同意して |
その婦人がその子を移動させると |
サタンが彼女を去って |
逃げ去りました |
その婦人はその後で二度と彼を見ることはありませんでした |
ここにおいて全ての隣人はいと高き神を讃美しました |
そしてその婦人は彼等に十分な寄付で報いました |
翌日同じ婦人が良い香りの水を持って来ました |
主キリストを洗う為 |
そして彼女は彼を洗って |
その水を保存しました |
そして彼等に一人の少女がいました |
彼女の体は癩病で白くなっていました |
彼女はこの水を振りかけられて洗われると |
すぐに癩病から清められました |
人々は疑いなく言いました |
ヨセフとマリアとその男の子は神々であると |
何故なら彼等は人間のように見えないから |
そして彼等が去る準備をしていたら |
その少女が |
癩病に悩まされていた者が |
来て望みました |
彼女が彼等と共に行くことを彼等が許すことを |
そこで彼等は同意しました |
そしてその少女は彼等と共に行きました |
彼等が一つの町に来るまで |
そこには偉大な王の宮殿がありました |
そして彼の家は宿屋から遠くない所でした |
ここに彼等は泊まりました |
そしてその少女は或る日王子の妻の許に行きました |
そして彼女が悲しくて痛ましい状況にいるのを見出しました |
彼女は彼女の涙の理由を彼女に尋ねました |
彼女は答えました |
私の呻きに驚かないように |
何故なら私は大きな不幸の下に居るから |
それを私は誰にも言う勇気はありません |
しかし |
少女は言います |
あなたの内密の泣き言をあなたが私に任せるなら |
多分私はそれの治療法をあたなに見つけられるでしょう |
あなたは |
それ故に |
王子の妻は言います |
秘密を守ることが出来ますか |
そして生きている誰にもそれを知らせないことが |
私はこの王子と結婚しています |
彼は王と同じように大きな領地を治めています |
そして彼と共に長く暮らしました |
私によって子を持たないままに |
ついに私は彼によって子を宿しました |
しかしああ |
私は癩病の息子を産みました |
それを彼は見た時 |
彼の子であると彼は認めず |
私に言いました |
どちらかしなさい |
あなたが彼を殺すか |
あるいは彼を乳母に送るか |
彼のことを二度と聞かないような場所に |
そして今あなた自身の体を大切にしなさい |
私は最早あなたに会いません |
その結果ここで私はやつれています |
私の惨めで不幸な状況を嘆きながら |
ああ |
私の息子よ |
ああ |
私の夫よ |
私はあなたに明らかにしましたか? |
その少女は答えました |
私はあなたの病の治療法を見出しました |
それを私はあなたに約束します |
何故なら私も又癩病でしたから |
しかし神が私を清めました |
イエスと呼ばれる彼が |
貴婦人マリアの息子が |
その婦人は神である人を尋ねました |
彼女が語った人を |
少女は答えました |
彼はあなたと共にここに同じ家に宿泊しています |
しかしどうしてこれが可能であるか |
彼女は言います |
彼は何処にいますか |
見なさい |
少女は答えました |
ヨセフとマリア |
そしてイエスと呼ばれる幼児 |
そして私の病気と苦痛から救い出したのは彼です |
しかしどんな手段によって |
彼女は言います |
あなたはあなたの癩病から清められたのか? |
あなたは私にそれを話しませんか? |
何故いけないのか? |
少女は言います |
彼の体を洗った水を私は受け取りました |
そしてそれを私の上に注ぎました |
そして私の癩病は消えました |
王子の妻はそこで立ち上がって彼等をもてなしました |
ヨセフに豪勢な食事を提供して |
大勢の人の中で |
そして次の日に主イエスを洗う良い香りのする水を取りました |
そしてその後でその同じ水を彼女の息子の上に注ぎました |
彼を彼女は彼女と共に連れて来ました |
そして彼女の息子は直ちに癩病から清められました |
それから彼女は神に感謝と讃美の歌を捧げました |
そして言いました |
あなたを産んだ母は幸いです |
イエスよ |
あなたはこのようにあなた自身と同質の人を癒すのか? |
あなたの体を洗った水で |
彼女はそれから貴婦人マリアに莫大な贈り物を提供しました |
そして考えられる限りの敬意をもって彼女を送り出しました |
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7章 |
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彼等はその後で他の町に来ました |
そしてそこに宿泊する予定でした |
従って彼等は或る人の家に行きました |
彼は最近結婚しました |
しかし魔法使いの影響で彼の妻を喜ばすことが出来ませんでした |
しかしその夜彼の家に泊まると |
その男は彼の病気から解放されました |
そして彼等が朝早く準備していると |
彼等の旅に向かって行く為に |
新婚の人が彼等を妨げました |
そして彼等の為に素晴らしい宴会を提供しました |
しかし翌日前進して |
彼等は他の町に来ました |
そして三人の女が大泣きしながら或る墓から歩いているのを見ました |
聖マリアは彼女たちを見ると |
彼等の同伴者であった少女に彼女は告げました |
こう言って |
行って彼女たちに尋ねなさい |
彼女たちに何が起こったのか |
そしてどんな不幸が彼女たちに降りかかったのか |
少女が彼等に尋ねると |
彼女たちは彼女に答えず |
彼女に聞き返しました |
あなたたちは誰ですか |
そしてあなたたちはどこに行きますか |
何故なら日は遥かに過ぎ |
夜が近いから |
私たちは旅人です |
少女は言います |
そして宿泊する宿屋を捜しています |
彼女たちは答えました |
私たちと共に来なさい |
そして私たちと共に泊まりなさい |
彼等はそこで彼女たちについて行きました |
そして新しい家に導かれました |
あらゆる種類の家具が備え付けられていました |
今は冬でした |
そして少女はこの女たちが居る客間に入りました |
そして彼女たちが泣いて嘆いているのを見出しました |
以前のように |
彼女たちの側に騾馬が立っていました |
絹で覆われて |
そしてその首から黒檀色の垂れ下がったものが |
それに彼女たちは口づけしていました |
そして食べ物を与えていました |
しかし少女がこう言った時 |
なんと美しい |
婦人たちよ |
その騾馬は |
彼女たちは涙と共に答えて言いました |
この騾馬は |
あなたが見ているものは |
私たちの兄弟でした |
私たちと同じ母から産まれました |
何故なら私たちの父が死んで |
私たちに莫大な財産を残した時 |
私たちには唯一この兄弟が居ました |
そして私たちは彼に適した結婚相手を取り持とうと試みました |
そして彼は他の男たちのように結婚すべきだと考えました |
或る軽薄で嫉妬深い女が彼に魔法をかけました |
私たちに内緒で |
そして私たちは |
或る夜 |
数日前 |
家の戸が全て確り閉められる間に |
この私たちの兄弟が驢馬に変えられたのを見ました |
あなたが今彼を見ているそのように |
そして私たちは |
あなたが私たちを見ている憂鬱な状態の中で |
私たちを慰める父がいないので |
用いました |
あらゆる賢人たちを |
魔術師たちを |
世界の占い師たちを |
しかし彼等は私たちの役に立ちませんでした |
それ故に私たちは悲しみに押しつぶされる私たち自身を見出すたびに |
私たちは立ち上がりこの私たちの母と共に私たちの父の墓に行きます |
そこで |
私たちは十分に泣き叫んで |
私たちは家に戻ります |
少女はこれを聞くと |
彼女は言いました |
勇気を出して下さい |
そしてあなたたちの恐れを止めて下さい |
何故ならあなたたちの苦悩を癒やすものがあなたたちの直ぐ近くにあるから |
それどころかあなたたちの間に |
そしてあなたたちの家の真ん中に |
何故なら私も又癩病であったから |
しかし私がこの婦人を見た時 |
そして彼女と共にこの小さな幼児を |
彼の名はイエスです |
私は私の体に水を振りかけました |
彼の母が彼を洗った水を |
そして私は直ちに良くなりました |
そして私は確信しています |
彼は又あなたたちの苦悩の下からあなたたちを救い出すことが出来ると |
それ故に |
立ち上がって下さい |
私の女主人マリアの許に行って下さい |
そして彼女をあなたたち自身の客間に連れて来て |
彼女に秘密を打ち明けて下さい |
同時に |
あなたたちの事態を憐れむように彼女に真剣に懇願して下さい |
女たちは少女の話しを聞くやいなや |
彼女たちは貴婦人聖マリアの許に急ぎました |
彼女に自分たちを紹介しました |
そして彼女の前に座って |
彼女たちは泣きました |
そして言いました |
私たちの貴婦人聖マリアよ |
あなたの婢たちを憐れんで下さい |
何故なら私たちには私たちの家長がいないから |
私たちより年上が誰もいません |
父あるいは兄弟がいません |
私たちの前を出たり入ったりする者が |
しかしこの驢馬が |
あなたが見ているものが |
私たちの兄弟でした |
それを或る女が魔法によってこの状態にしました |
あなたが見ているものに |
私たちはそれ故に私たちを憐れむようにあなたに請い願います |
ここにおいて聖マリアは彼女たちの状態に心を痛めました |
そして主イエスを抱いて |
驢馬の背の上に置きました |
そして彼女の息子に言いました |
イエス・キリストよ |
あなたの並外れた力によってこの驢馬を元に戻して下さい |
人の姿と理性を再び彼に持たして下さい |
彼が以前に持っていたように |
これを貴婦人聖マリアが言うやいなや |
騾馬は直ちに人の姿に変わりました |
そして何の欠陥もない若者になりました |
そこで彼と彼の母と彼の姉妹たちは貴婦人聖マリアを拝みました |
そしてその子を彼等の頭の上に持ち上げて |
彼等は彼に口づけしました |
そして言いました |
あなたの母は幸いです |
イエスよ |
世界の救い主よ |
とても幸せにあなたを見る目は幸いです |
それから二人の姉妹は彼女たちの母に言いました |
こう言って |
真に私たちの兄弟は彼の以前の姿に戻されています |
主イエス・キリストの助けによって |
そしてあの少女の親切によって |
彼女はマリアと彼女の息子のことを私たちに話しました |
そして私たちの兄弟は未婚ですから |
私たちは彼を彼等の僕であるこの少女と結婚させるのが相応しいことです |
彼等がこの問題でマリアと相談して |
彼女が彼女の同意を与えた時 |
彼等はこの少女の為に素晴らしい結婚式を催しました |
そこで彼等の悲しみは喜びに変わって |
そして彼等の悲嘆は陽気に変わって |
彼等は始めました |
楽しむことを |
そして浮かれることを |
そして歌うことを |
彼等の最も高価な服を着て |
腕輪を付けて |
その後で彼等は神を讃えて讃美しました |
こう言って |
ダビデの息子イエスよ |
彼は変えます |
悲しみを喜びに |
そして悲嘆を陽気に |
この後ヨセフとマリアはそこに十日間滞在しました |
それから出て行きました |
これらの人々から大いなる敬意を受けながら |
彼等は |
彼等は彼等に別れを告げて |
家に戻ると |
泣き叫びました |
特にその少女は |
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8章 |
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彼等は旅によってここから荒涼とした地方に来ました |
そしてそこは盗人が横行していると言われました |
それでヨセフと聖マリアは夜にそこを通り過ぎる準備をしました |
そして彼等が進んで行くと |
見なさい彼等は二人の盗人が道で眠っているのを見ました |
そして彼等と共に大勢の盗人が |
彼等の仲間であった者たちが |
又眠っていました |
これら二人の名前はティトゥスとドゥマクスでした |
そしてティトゥスはドゥマクスに言いました |
これらの人々を静かに行かせるように私はあなたにお願いします |
私たちの仲間が彼等から何も取らないように |
しかしドゥマクスは拒否し |
ティトゥスは再び言いました |
私はあなたに四十グロート払います |
そして担保として私の帯を取りなさい |
彼は話し終わる前にそれを彼に渡しました |
彼が彼の口を開いたり騒いだりしないように |
貴婦人聖マリアはこの盗人が彼等に示した親切を見て |
彼女は彼に言いました |
主なる神はあなたを彼の右手に受け入れるでしょう |
そしてあなたの罪の許しをあなたに与えるでしょう |
その時主なるイエスは答えました |
そして彼の母に言いました |
三十歳が終わる時 |
母よ |
ユダヤ人はエルサレムで私を十字架にかけるでしょう |
☞ルカ23:35-43 |
そしてこれらの二人の盗人は私と共に同じ時に十字架の上にいるでしょう |
私の右手側にティトゥスが |
☞イエス物語312話 |
そして私の左手側にドゥマクスが |
その時からティトゥスは私の前に天国に行くでしょう |
そして彼女は |
これがあなたの運命であるなんてとんでもない |
私の息子よ |
いくつかの偶像が在る町に彼等は行きました |
それらは |
彼等がそこに近づくや否や |
砂の丘にひっくり返りました |
これ故に彼等はあのエジプトイチジクの木の所に行きました |
それは今マタレアと呼ばれています |
そしてマタレアで主イエスは井戸に水を湧き出させました |
それで聖マリアは彼の衣を洗いました |
そして鳳仙花が産み出され |
育っています |
その国で |
主イエスからそこに流れ落ちた汗から |
そこから彼等はメンフィスに進みました |
そしてファラオを見ました |
そしてエジプトに三年留まりました |
そして主イエスはエジプトで多くの奇跡を行いました |
それらは幼時の福音書の中でも完全な福音書の中でも見出されないものです |
三年の終わりに彼はエジプトから戻りました |
そして彼がユダヤの近くに来た時 |
ヨセフは入るのを恐れました |
何故なら聞いたので |
ヘロデが死んで彼の息子アルケラオスが彼の代わりに治めたことを |
彼は恐れました |
そして彼がユダヤに行った時 |
神の天使が彼に現れました |
そして言いました |
ヨセフよ |
ナザレの町に行きなさい |
そしてそこに住みなさい |
それは本当に不思議なことです |
全ての国々の主である彼が |
非常に多くの国々を通してこのように完全に支えてくれることは |
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9章 |
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彼等はその後でベツレヘムの町に来た時 |
彼等はそこでいくつかの非常に絶望的な病気を見出しました |
それらを経験することによって子供たちに苦痛を齎し |
彼等のほとんどは死にました |
病気の息子を抱えた一人の女がいました |
彼女は連れて来ました |
彼が死の間際にいた時 |
聖マリアの許に |
彼女は彼女を見ました |
彼女がイエス・キリストを洗っていた時 |
その時女は言いました |
私の聖マリアよ |
この私の息子を見て下さい |
彼は最も恐ろしい痛みに苦しんでいます |
聖マリアは彼女の言葉を聞いて |
言いました |
私が私の息子を洗った水を少し取りなさい |
そしてそれを彼に降りかけなさい |
そこで彼女はその水を少し取って |
聖マリアが命じたように |
そしてそれを彼女の息子の上に降りかけました |
彼はその激しい痛みで弱って |
眠り込んでいました |
そして少し眠った後 |
完全に良くなって起き回復しました |
母はこの成功に大いに喜び |
再び聖マリアの許に行きました |
そして聖マリアは彼女に言いました |
神を称えなさい |
彼がこのあなたの息子を癒しました |
同じ場所に他の女がいました |
彼女の隣人は |
彼女の息子は今癒されました |
この女の息子は同じ病に苦しんでいました |
そして彼の目は今やほとんど閉じられようとしていました |
そして彼女は彼の為に日夜嘆き悲しんでいました |
癒された子供の母が |
彼女に言いました |
何故あなたはあなたの息子を聖マリアの許に連れて行かないのか |
私が私の息子を彼女の許に連れて行ったように |
彼が死の苦しみの中にいた時 |
そして彼はあの水によって癒されました |
彼女の息子イエスの体を洗ったもので |
その女は彼女のこの言葉を聞くと |
彼女も又行きました |
そして同じ水を手に入れて |
彼女の息子をそれで洗いました |
すると彼の体と彼の目は直ちにその前の状態に戻りました |
そして彼女が彼女の息子を聖マリアの許に連れて来て |
彼の状況を彼女に打ち明けた時 |
彼女は彼女に命じました |
彼女の息子の健康が回復したことを神に感謝すること |
そして起きたことを誰にも話さないこと |
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10章 |
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同じ町の中に一人の男に二人の妻がいました |
どちらにも病気の息子がいました |
彼女たちの一人はマリアと呼ばれました |
そして彼女の息子の名はカレブでした |
彼女は立ち上がって |
彼女の息子を抱いて |
イエスの母である貴婦人聖マリアの許に行きました |
そして非常に綺麗な絨毯を差し出しました |
こう言って |
私の貴婦人マリアよ私のこの絨毯を受け取って下さい |
そしてその代わりに細長い衣を私に与えて下さい |
これをマリアは承知しました |
カレブの母は去って行って |
彼女は細長い衣から彼女の息子の為に上着を作り |
それを彼に着せました |
そして彼の病気は癒されました |
しかし他の妻の息子は死にました |
ここにおいて彼女たちの間に違いが起きました |
彼女の週毎に代わる代わるに家事をすることに |
そしてカレブの母マリアの順番が来た時 |
そして彼女がパンを焼く為に竈を熱していた時 |
そして粉を取って来る為に出て行った時 |
彼女は竈の側に彼女の息子カレブを置いて行きました |
彼を |
他の妻が |
彼女の競争相手が |
彼一人だけでいるのを見て |
掴んで彼を竈に投げ入れました |
竈は非常に熱いものでした |
それから出て行きました |
戻って来たマリアは彼女の息子カレブが竈の真ん中に笑って横たわっているのを見ました |
そして竈は熱する前のように完全に冷たくなっていました |
そして彼女の競争相手が彼を火の中に投げ入れたことを知りました |
彼女は彼を取り出すと |
彼女は彼を貴婦人聖マリアの許に連れて行きました |
そして彼女にその話しを語りました |
彼女に彼女は言いました |
黙っていなさい |
あなたがこのことを知らせないか私は心配です |
この後彼女の競争相手は |
他の妻は |
彼女は井戸で水を汲んでいて |
見た時 |
カレブが井戸の側で遊んでいるのを |
そして近くに誰もいないのを |
彼を掴んで |
彼を投げ入れました |
井戸の中に |
そして何人かの男たちが井戸から水を汲み出しに来た時 |
彼等は見ました |
少年が水面に座っているのを |
そして縄で彼を引き出しました |
そしてその子に非常に驚きました |
そして神を称えました |
それから母が来て彼を連れて貴婦人聖マリアの許に行って |
泣き悲しんでこう言って |
私の貴婦人よ |
見て下さい |
何を私の競争相手は私の息子にしたか |
そしてどのように彼女が彼を井戸に投げ入れたか |
そして私は疑いません |
一度もしくは何度も彼女が彼の死を引き起こすことを |
聖マリアは彼女に答えました |
神があなたの被害を守るでしょう |
それ故に数日後 |
他の妻が水を汲みに井戸に来た時 |
彼女の足が縄に縺れました |
その為彼女は井戸に真っ逆さまに落ちました |
そして彼女の助けに走った彼等は |
見出しました |
彼女の頭蓋骨が砕かれているのを |
そして骨が潰れているのを |
そのように彼女は悪い終わりを迎えました |
そして彼女によって著者の格言が成就しました |
彼等は井戸を掘りました |
そしてそれを深くしました |
しかし彼等が用意した穴に彼等自身が落ちました |
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11章 |
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その町の他の女に同じように二人の病気の息子がいました |
そして一人が死んだ時 |
死の間際にいたもう一人を |
彼女は彼女の腕に抱いて聖マリアの許に連れて行きました |
溢れる涙の中で彼女に話し掛けました |
こう言って |
私の貴婦人よ |
私を助けて救い出して下さい |
何故なら私には二人の息子がいました |
その一人を私は今葬りました |
他の一人はまさに死の間際にいると私は思っています |
見て下さい |
いかに私が神の恵みを求めているか |
そして彼に祈っているか |
それから彼女は言いました |
主よ |
あなたは思いやりがあり |
そして慈悲深く |
そして親切です |
あなたは二人の息子を私に与えました |
あなたは彼等の一人をあなたの許に取りました |
他のこの者を私に残して下さい |
聖マリアはそこで彼女の悲しみの大きさを理解し |
彼女を憐れんで言いました |
あなたの息子を私の息子の寝床に置きなさい |
そして彼の衣で彼を覆いなさい |
そして彼女はキリストが横たわっている寝床に彼を置いた時 |
彼の目が死んでまさに閉じられた瞬間 |
主の衣の香りがその少年に達するや否や |
彼の目は開きました |
そして大声で彼の母を呼んで |
彼は食べ物を求めました |
そして彼はそれを受け取ると |
彼はそれを吸いました |
そこで彼の母は言いました |
貴婦人マリアよ |
今私は確信しました |
神の力があなたの中にあることを |
その為あなたの息子は彼自身と同じ子供たちを癒すことが出来ます |
彼等が彼の衣に触れるや否や |
このように癒された少年は |
福音書の中でバルトロマイと呼ばれる者と同じ者です |
☞イエス物語76話 |
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12章 |
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また癩病の女がいました |
彼女はイエスの母である貴婦人聖マリアの許に行きました |
そして言いました |
私の貴婦人よ |
私を助けて下さい |
聖マリアは答えました |
何の助けをあなたは望んでいるのか? |
金あるいは銀か |
それともあなたの体が癩病から癒されることか? |
誰が |
女は言います |
これを私に与えられるのか? |
聖マリアは彼女に答えました |
少し待ちなさい |
私が私の息子イエスを洗って彼を寝床に置くまで |
その女は待ちました |
彼女が命じた通りに |
そしてマリアはイエスを寝床に置くと |
彼女が彼の体を洗った水を彼女に与えて |
言いました |
若干の水を取って |
それをあなたの体に注ぎなさい |
それを彼女がすると |
彼女は直ちに清くなりました |
そして神を讃美しました |
そして彼に感謝しました |
それから彼女は |
彼女(マリア)と共に三日留まった後去って行きました |
そして町に入って |
ある王子を見ました |
彼は他の王子の娘と結婚していました |
しかし彼は彼女に会いに来た時 |
彼は彼女の目の間に星のような癩病の印に気が付きました |
そしてそれ故に結婚の解消と無効を宣言しました |
その女は見た時 |
この状況下で人々が |
非常に悲しみ |
一杯涙を流しているのを |
彼女は彼等の泣き叫ぶ理由を彼等に尋ねました |
彼等は答えました |
私たちの状況を尋ねないで下さい |
何故なら私たちは私たちの不幸をどんな人にも告げることが出来ないから |
しかしそれでも彼女は彼等に彼等の事情を彼女に伝えるように強く求めました |
こう仄めかして |
多分彼女は彼等に一つの救済策を教えることが出来るだろうと |
そこで彼等は若い女を彼女に見せました |
そして癩病の印を |
それは彼女の目の間に現れていました |
彼女は言いました |
あなたたちがこの場所で見る私も又 |
同じ病気で苦しんでいました |
そして或る用事でベツレヘムに行き |
私は或る洞穴に入りました |
そしてマリアという名の女性に会いました |
彼女にはイエスと呼ばれる息子がいました |
彼女は癩病である私を見て |
私を心配して |
彼女は彼女の息子の体を洗った水を少し私に与えました |
それを私は私の体に振りかけると |
清くなりました |
そこでこれらの女たちは言いました |
あなた様は |
私たちと一緒に行って |
そして貴婦人聖マリアを私たちに見せて下さいませんか? |
これに彼女は同意して |
彼等は立ち上がって貴婦人聖マリアの許に行きました |
彼等と共に非常に素晴らしい贈り物を携えて |
そして彼等は来て彼等の贈り物を彼女に差し出して |
彼等と共に連れて来た若い女を彼女に見せました |
そこで聖マリアは言いました |
主イエス・キリストの憐れみがあなたに向かいます |
そして彼女はイエス・キリストの体を洗った水を少し彼等に与え |
それで病人を洗うように彼女は彼等に命じました |
そのことを彼等がすると |
彼女は直ぐに癒されました |
そこで彼等は |
そして居た者全ては |
神を称えました |
そして喜びに満たされて |
彼等は彼等自身の町に戻って行きました |
そしてその為に神を褒め称えました |
それから王子は彼の妻が癒されたことを聞いて |
彼女の家に行って二度目の結婚をしました |
彼の妻の健康を取り戻したことで神に感謝しながら |
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13章 |
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一人の少女がいました |
彼女はサタンに苦しめられていました |
何故ならその呪われた霊は竜の姿で彼女にたびたび現れたから |
そして彼女を飲み込もうとしました |
そして彼女の血を全て吸ったので |
彼女は死体のように見えました |
彼女は我に返るや否や |
彼女の両手で彼女の頭を捩じって彼女は叫んで |
言います |
悲しい |
私は悲しい |
あの邪悪な竜から私を救い出すことが出来る者を誰も見出せないから |
彼女の父と母は |
そして彼女の周りに居て彼女を見た者全ては |
彼女のことで嘆き悲しんで泣きました |
彼等は聞いた時 |
彼女が嘆き悲しんでこう言うことを |
私の兄弟たちと友たちに |
この殺人者から私を救い出せる者は誰もいない |
そこで王子の娘は |
癩病から癒された者は |
その少女の泣き言を聞いて |
彼女の邸宅の最上階に行って |
彼女が彼女の両手で彼女の頭を捩じっているのを見ました |
溢れる涙を流しながら |
そして彼女の周りに居た人々は全て悲しんでいました |
そこで彼女はその取り付かれた人の夫に尋ねました |
彼の妻の母は生きているかどうか? |
彼は彼女に言いました |
彼女の父と母は両方とも生きていると |
そこで彼女は命じました |
彼女の母を彼女の許に来させるように |
彼女に |
彼女が来るのを見た時 |
彼女は言いました |
これの取り付かれた少女はあなたの娘か? |
彼女は呻きながら嘆き悲しみながら言いました |
はい |
お嬢様 |
私が彼女を産みました |
王子の娘は答えました |
彼女の事情の秘密を私に打ち明けなさい |
何故なら私は癩病であったことをあなたに告げるから |
しかし貴婦人マリアが |
イエス・キリストの母が私を癒やしました |
そしてもしあなたが望むなら |
あなたの娘が前の状態に戻ることを |
彼女をベツレヘムに連れて行きなさい |
そしてイエスの母マリアに求めなさい |
そして疑ってはいけません |
あなたの娘が癒されることを |
何故なら私は疑わないから |
あなたの娘の回復によってあなたが大喜びで家に戻ることを |
彼女が話し終える否や |
彼女は立ち上がって彼女の娘と共に指定された場所に行きました |
そしてマリアのもとに行き |
そして彼女の娘の事情を彼女に話しました |
聖マリアは彼女の話しを聞いて |
彼女の息子イエスの体を洗った水を少し彼女に与えました |
そして彼女の娘の体にそれを注ぐように命じました |
同様に彼女は主イエスの細長い衣の一つを彼女に与え |
そして言いました |
この細長い衣を取ってあなたの敵にそれを見せなさい |
あなたが彼を見る度に |
そして彼女は彼等を安らかに送り出しました |
彼等がその町を去って家に戻った後 |
そしてサタンが彼女を捉えようとして来たその時 |
まさにその瞬間にこの呪われた霊は大きな竜の姿で彼女に現れました |
そして少女は彼を見て恐れました |
母は彼女に言いました |
恐れてはいけません |
娘よ |
彼があなたに近づくまで彼に構わずにおきなさい |
それから細長い衣を彼に見せなさい |
貴婦人マリアが私たちに与えたものを |
そして私たちはその成り行きを見ましょう |
サタンが恐ろしい竜のようにやって来ると |
少女の体は恐れで震えました |
しかし彼女が細長い衣を置くや否や |
彼女の頭の上と目の周りに |
そしてそれを彼に見せると |
直ぐに細長い衣から炎と燃える石炭が出て行きました |
そして竜に降り掛かりました |
おお何とこれは大いなる奇跡が |
為されました |
竜が主イエスの細長い衣を見るや否や |
火が出て来て彼の頭と目に散りました |
その為彼は大声で叫びました |
私はあなたと何の関係があるのか |
イエスよ |
マリアの息子よ |
あなたから私はどこに逃げられるのか? |
そこで彼は大いに恐れて引き返しました |
そして少女から去りました |
そして彼女はこの苦難から救い出されました |
そして神に讃歌を歌い感謝しました |
そして彼女と共に奇跡の業に居合わせた全ての者は |
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14章 |
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他の女が同様にそこで生活していました |
彼女の息子はサタンに取り付かれていました |
この少年は |
ユダと呼ばれていました |
サタンが彼を捉える度に |
居合わせた全てのものを噛もうとしました |
そしてもし彼の近くに他の誰も見出せないなら |
彼自身の手と他の部分を噛もうとしました |
しかしこの不幸な少年の母は |
聖マリアと彼女の息子イエスのことを聞いて |
直ぐに立ち上がり |
彼女の腕に彼女の息子を抱いて |
彼を貴婦人マリアの許に連れて行きました |
その間に |
ヤコブとヨセは幼児である主イエスを連れて行きました |
適切な時期に他の子供たちと遊ぶ為 |
そして彼等は出て行くと |
彼等と彼等と共にイエスは座りました |
その時ユダが |
取り付かれた者が |
来てイエスの右手側に座りました |
サタンがいつもの様に彼に働きかけると |
彼は主イエスを噛もうとしました |
そして彼はそれをすることが出来なかった故に |
彼はイエスの右側を打ちました |
その為彼は叫びました |
そしてまさにその瞬間サタンはその少年から出て行きました |
そして狂犬のように走り去りました |
この同じ少年は |
イエスを打った者は |
サタンが犬の姿で出て行った者は |
イスカリオテのユダでした |
その者は彼をユダヤ人たちに売りました |
☞イエス物語268話 |
そしてその同じ側を |
ユダが彼を打った所を |
ユダヤ人たちは槍で突き刺しました |
☞ヨハネ19:31-37 |
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15章 |
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そして主イエスが七歳の時 |
彼は或る日同じ年頃の彼の仲間である他の少年たちと一緒でした |
彼等は遊んでいた時 |
粘土で幾つかの形を作りました |
即ち |
驢馬たち |
牛たち |
鳥たち |
そして他の形を |
各々がその業を誇って |
残りの者に勝るように努力しました |
その時主イエスは少年たちに言いました |
私が作ったこれらの形に私は歩くことを命じましょう |
そして直ちにそれらは動きました |
そして彼がそれらに戻ることを命じると |
それらは戻りました |
彼は又鳥たちと雀たちの形を作りました |
それらに彼が飛ぶことを命じると |
飛びました |
そして彼が動かずにいることを命じると |
動かずにいました |
そして彼がそれらに食べ物と飲み物を与えるなら |
それらは食べて飲みました |
ついに少年たちは去って行き |
これらのことを彼等の両親に話しました |
彼等の父たちは彼等に言いました |
用心しなさい |
子供たちよ |
今後のために |
彼との付き合いに |
何故なら彼は魔法使いであるから |
彼を避けてよけなさい |
そしてこれから決して彼と遊んではいけません |
又或る日に |
主イエスが少年たちと遊んで |
ちょこちょこ歩いていると |
彼は染物屋の店の側を通りました |
彼の名はサレムでした |
そして彼の店の中にその町の人々に属する多くの布がありました |
それらは幾つかの色に染められた図案のものでした |
それから主イエスは染物屋の店の中に入って行き |
全ての布を取って |
それらを釜の中に投げ込みました |
サレムが家に帰って |
布が台無しになっているのを見ると |
彼は始めました |
大騒ぎして |
主イエスを叱ることを |
こう言って |
あなたは私に何ということをしたのか? |
マリアの息子よ |
あなたは私と私の隣人たちを傷つけました |
彼等は全て彼等の布がちゃんとした色になることを望んでいました |
しかしあなたが来て |
それらを全て台無しにしました |
主イエスは答えました |
ことごとくの布の色をあなたが望む色に私は変えましょう |
そこで彼は直ちに釜から布を取り出しました |
するとそれらは染物屋が望んでいた同じ色に染められていました |
そしてユダヤ人たちはこの驚くべき奇跡を見て |
彼等は神を称えました |
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16章 |
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そしてヨセフは |
どこであれ彼は町に行く時は |
彼と共に主イエスを連れて行きました |
彼が行く所に |
作る仕事をする為に |
扉を |
あるいは乳用手桶を |
あるいは篩を |
あるいは箱を |
主イエスはどこであれ彼が行った所に彼と共に居ました |
そしてヨセフが彼の仕事で何かを作る度に |
長すぎたり短かすぎたりするものを |
広すぎたり狭すぎたりするものを |
主イエスは彼の手をその方に伸ばしました |
すると直ちにそれはヨセフがそうしようと思う通りになりました |
その為彼は彼自身の手で何も仕上げる必要はなくなりました |
何故なら彼は彼の大工の職業にあまり巧みでなかったから |
或る時エルサレムの王が彼に使いを送りました |
そして言いました |
私はあなたに私のものを作ってもらいたい |
私がいつも座る場所と同じ大きさの王座を |
ヨセフは従いました |
そして直ちに仕事を始めました |
そして王の宮殿の中で二年続けました |
彼がそれを仕上げるまで |
そして彼がそれをその場所に据える為に来た時 |
それがどちら側も指定の寸法から二スパン足りないことを彼は見出しました |
それを |
王が見た時 |
彼はヨセフに激怒しました |
そしてヨセフは王の怒りを恐れて |
彼は彼の夕食をとることなく寝床に行きました |
何も食べずに |
そこで主イエスは彼に尋ねました |
何を恐れたのか? |
ヨセフは答えました |
何故なら私の仕事が徒労に終わったから |
私がこの二年ほどかけた仕事が |
イエスは彼に言いました |
恐れることも落胆することもありません |
あなたは王座の片側を掴みまさい |
そして私はもう一方を掴みます |
そして私たちはそれの正しい寸法にそれをしましょう |
そしてヨセフが主イエスの言った通りにして |
彼等のどちらも力を込めて自分の方に引っ張ると |
王座は従いました |
そしてその場所の正しい寸法になりました |
その奇跡を側に立って彼等は見た時 |
彼等は驚きました |
そして神を称えました |
王座は同じ木材で作られました |
ソロモンの時代に存在したもので |
即ち |
様々な形や姿で飾られた木材で |
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17章 |
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他の日に主イエスは通りに出て行って |
遊び交わっている何人かの少年たちを見て |
彼等の仲間に彼自身も加わりました |
しかし彼等は彼を見ると |
彼等は身を隠しました |
そして彼に彼等を捜させました |
主イエスは或る家の門に来ました |
そしてそこに立っていた何人かの女に尋ねました |
少年たちはどこに行きましたか? |
そして彼女たちがこう答えると |
そこには誰も居なかったと |
主イエスは言いました |
釜の中にあなたたちが見ている者は誰ですか? |
彼等は答えました |
彼等は三歳の子山羊たちです |
そこでイエスは大声で叫んで |
言いました |
ここに出て来なさい |
子山羊たちよ |
あなたたちの羊飼いの許に |
すると直ぐに少年たちが子山羊のように出て来ました |
そして彼の周りで跳ねました |
それを女たちは見た時 |
彼女たちは非常に驚きました |
そして震えました |
それから彼女たちは主イエスを礼拝して |
彼に懇願しました |
こう言って |
私たちの主イエスよ |
マリアの息子 |
あなたは真にイスラエルの良い羊飼いです |
あなたの婢たちを憐れんで下さい |
貴女の前に立っている者を |
疑わない者を |
しかしあなたは |
主よ |
救いに来て |
滅ぼさないで下さい |
その後で |
主イエスがこう言った時 |
イスラエルの子供たちは民の中にエチオピア人のようです |
女たちは言いました |
あなたは |
主よ |
全てのことを知っています |
あなたから隠されることは何もありません |
しかし今私たちはあなたに懇願します |
そしてあなたの憐れみを請います |
これらの少年たちを前の状態にあなたが戻すことを |
そこでイエスは言いました |
少年たちよここに来なさい |
私たちは行って遊びましょう |
すると直ぐに |
これらの女たちの面前で |
子山羊たちは変わりました |
そして少年たちの姿に戻りました |
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18章 |
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アダル(第六)の月にイエスは少年たちを集めました |
そしてまるで彼が王であるように彼等を整列させました |
何故なら彼等は彼等の衣服を地面の上に広げたから |
彼が座る為に |
そして花の王冠を作って |
彼の頭の上に載せました |
そして王の護衛のように彼の左右に立ちました |
そしてもし誰かが偶々通り過ぎるなら |
彼等は力づくで彼を捕えて |
そして言いました |
ここに来なさい |
そして王に礼拝しなさい |
あなたが順調な旅を続けられるように |
その間に |
これらの事が為されていた間に |
或る男たちが彼等の所に来ました |
寝椅子の上に少年を運んで |
何故ならこの少年は彼等の仲間たちと共に薪を集めに山に行って |
そこで山鶉の巣を見つけて |
卵を取り出す為に彼の手を入れて |
毒蛇に咬まれました |
それは巣から跳び出ました |
その為彼は仕方なく仲間の助けを求めて叫びました |
彼等は |
来た時 |
死人のように地に横たわっている彼を見つけました |
その後で彼の隣人たちが来て町に彼を運び戻しました |
しかし彼等が来た時 |
主イエスが王のように座っていて |
他の少年たちが彼の召使のように彼の周りに立っている場所に |
少年たちは急いで彼を出迎えに行きました |
蛇に咬まれました者を |
そして彼の隣人たちに言いました |
来て王にあなたたちの敬意を払いなさい |
しかし |
彼等の悲しみの故に |
彼等が来ることを拒むと |
少年たちは彼等を引っ張って |
彼等に意志に反して彼等を無理やり来させました |
そして彼等が主イエスの許に来た時 |
彼は尋ねました |
どういう訳で彼等はあの少年を運んだのか? |
そして彼等が答えると |
蛇が彼を咬んだことを |
主イエスは少年たちに言いました |
さあ私たちは行ってその蛇を殺そう |
しかし少年の両親は免除されることを望みました |
何故なら彼等の息子は死に瀕して横たわっているから |
少年たちは答えて |
言いました |
王の言うことをあなたたちは聞けないのか? |
さあ私たちは行って蛇を殺そう |
それなのにあなたたちは彼に従おうとしない |
そこで彼等は寝椅子を再び運び戻しました |
彼等がそうしたいかどうかに関係なく |
そして彼等が巣に来た時 |
主イエスは少年たちに言いました |
これが蛇の隠れていた場所か? |
彼等は言いました |
それです |
そこで主イエスが蛇を呼ぶと |
それは直ぐに来て彼に服従しました |
それに彼は言いました |
行って全ての毒を吸い出しなさい |
あなたがその少年に注入したものを |
そこで蛇は少年の許に這って行って |
その毒を再び取り除きました |
それから主イエスは蛇を呪ったので |
それは直ぐにばらばらに破裂して死にました |
そして彼は少年に彼の手で触れました |
彼の以前の健康に彼を戻す為に |
そして彼が叫び始めると |
主イエスは言いました |
叫ぶのを止めなさい |
何故なら将来あなたは私の弟子になるから |
そしてこれがカナン(熱心党)のシモンです |
☞イエス物語76話 |
彼は福音書の中で名を挙げられています |
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19章 |
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他の日にヨセフは彼の息子ヤコブを連れて行きました |
薪を集める為に |
そして主イエスは彼と共に行きました |
そして彼等は薪のある場所に来ると |
ヤコブはそれを集め始めました |
見なさい一匹の毒蛇が彼を咬みました |
その為彼は始めました |
叫んで騒ぐことを |
主イエスはこの状況で彼を見て |
彼の許に来ました |
そして蛇が彼を咬んだ場所に息を吹きかけました |
するとそれは直ちに良くなりました |
ある日主イエスは何人かの少年たちと共に居ました |
彼等は屋根の上で遊んでいました |
そして少年たちの一人が落ちて直ぐに死にました |
その上に居た他の少年は |
全て逃げ去りました |
主イエスだけ屋根の上に残されました |
そして少年の親族たちが彼の許に来て主イエスに言いました |
あなたが私たちの息子を屋根から投げ落とした |
しかし彼はそれを否定しましたが |
彼等は叫びました |
私たちの息子は死んだ |
そしてこれが彼を殺した者です |
主イエスは彼等に答えました |
私に罪を負わせてはいけません |
あなたたちが私を有罪として証明できないことで |
そうではなく私たちは少年自身に尋ねましょう |
彼は真実を明るみに出すでしょう |
それから主イエスは下りて行って死んだ少年の頭の上に立ちました |
そして大声で言いました |
ゼイヌヌスよ |
ゼイヌヌスよ |
誰があなたを屋根から投げ落としたのか? |
そこで死んだ少年が答えました |
あなたが私を投げ落としたのではありません |
そうではなくあの人がしました |
そして主イエスが側に立っていた者たちに彼の言葉をよく聞くように命じると |
居合わせた者は全てその奇跡の故に神を称えました |
或る時貴婦人聖マリアは主イエスに命じました |
井戸から水を彼女の為にくみ出すことを |
そして彼が水を汲む為に行くと |
水差しは |
それが一杯になると |
壊れました |
しかしイエスは彼の外套を広げて水を再び集めました |
そしてその中に入れてそれ(水)を彼の母に持って行きました |
彼女は |
この不思議な事に驚き |
蓄えました |
これと彼女が見た他の全てのことを |
彼女の記憶の中に |
再び他の日に主イエスは何人かの少年たちと共に川の辺に居ました |
そして彼等は小さな水路によって川から水を引き出しました |
そして小さな魚の水溜りを造りました |
しかし主イエスは十二の雀を作りました |
そしてそれらを彼の水溜りの周りに置きました |
四方に一方向に三つ |
しかしそれは安息日でした |
そしてユダヤ人ハナニの息子が来て |
彼等がこれらのものを作っているのを見て |
言いました |
あなたたちは安息日に粘土の人形を作っているのか? |
そして彼は彼等の許に走って行って |
彼等の魚の水溜りを壊しました |
しかし主イエスが彼の手を叩くと |
彼が作った雀たちの上で |
それらはチュッチュと鳴きながら飛び去りました |
ついにハナニの息子がイエスの魚の水溜りにそれを壊す為に来ると |
水は消え去りました |
そして主イエスは言いました |
彼に |
この水が消えたのと同様に |
そのようにあなたの命は消えます |
すると直ちにその少年は死にました |
他の時 |
主イエスがヨセフと共に夕方に家に帰って来た時 |
彼は一人の少年に会いました |
彼は激しく彼に向かって走って行って |
彼は彼を投げ倒しました |
彼に主イエスは言いました |
あなたが私を投げ倒したように |
そのようにあなたは倒れて |
再び立ち上がらないでしょう |
そしてその瞬間少年は倒れて死にました |
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20章 |
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またエルサレムにザキアスという名の者が居ました |
彼は教師でした |
そして彼はヨセフに言いました |
ヨセフよ |
何故あなたはイエスを私の許に送らないのか? |
彼が彼の文字を学ぶ為に |
ヨセフは同意しました |
そして聖マリアに話しました |
そこで彼等は彼をその教師の許に連れて行きました |
彼は彼を見るや否や |
彼の為にアルファベットを書きました |
そして彼は彼にアレフを言うように命じました |
そして彼がアレフを言うと |
教師は彼にベートを発音するように命じました |
その時主イエスは彼に言いました |
最初に文字アレフの意味を私に話して下さい |
それから私はベートを発音しましょう |
すると教師は彼を鞭で打つと脅すと |
主イエスは彼にアルファとベートの文字の意味を説明しました |
また文字の真っ直ぐな形のもの |
斜めなもの |
何の文字が二様の形を持っているか |
点を持つもの |
そして何も持たないもの |
何故ある文字が他に先行するのか |
そして多くの他の事を彼に話し始めました |
そして説明しました |
教師自身がいまだに聞いたことのないことを |
どんな本でも読んだことのないことを |
主イエスは更に教師に言いました |
どのように私があなたに言うか心に留めなさい |
それから彼は明瞭にはっきりと言い始めました |
アレフ |
ベート |
ギメル |
ダレト |
そしてそのようにアルファベットの最後まで続けました |
これに教師は非常に驚き |
彼は言いました |
この少年はノアの前に生まれたと私は信じます |
そしてヨセフに向かって |
彼は言いました |
あなたは教わる為に少年を私も許に連れて来ました |
彼はどの教師より学があります |
彼は又聖マリアに言いました |
このあなたの息子は何も学ぶ必要はありません |
彼等はそこでもっと学のある教師の許に彼を連れて行きました |
彼は彼を見て |
言いました |
アレフを言いなさい |
そして彼がアレフを言うと |
教師は彼にベートを発音するように命じました |
主イエスは答えました |
最初に文字アレフの意味を私に話して下さい |
それから私はベートを発音しましょう |
しかしこの教師は |
彼を鞭で打つ為に彼の手を上げた時 |
彼の手は直ぐに萎えました |
そして彼は死にました |
そこでヨセフは聖マリアに言いました |
今後私たちは彼が家から出て行くことを許さないようにしよう |
何故なら彼を不快にさせる者は皆殺されるから |
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21章 |
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そして彼が十二歳であった時 |
☞ルカ2:40-52 |
彼等は彼をエルサレムに祝祭に連れて行きました |
そして祝祭が終わった時 |
☞イエス物語18話 |
彼等は戻りました |
しかし主イエスは神殿の中に残り続けました |
学者たちや長老たちやイスラエルの学のある人々の間に |
彼等に彼は学びの幾つかの質問をしました |
そして又彼等に答えました |
何故なら彼は彼等に言ったから |
メシアは誰の息子ですか |
彼等は答えました |
ダビデの息子です |
何故それなら |
彼は言いました |
彼は心の中で彼を主と呼ぶのか? |
彼がこう言う時 |
主は私の主に言いました |
あなたは私の右手側に座りなさい |
私があなたの敵どもをあなたの足載せ台にするまで |
その時或る指導者のラビ(主教)が彼に尋ねました |
あなたは書を読みましたか? |
イエスは答えました |
彼は読みました |
書も書の中に含まれていることも |
そして彼は彼等に説明しました |
律法の書を |
そして教訓を |
そして法規を |
そして預言の書の中に含まれる神秘を |
創造物の心が到達できないことを |
そこでそのラビ(主教)が言いました |
私は今までこのような知識を見たことも聞いたこともありません |
その少年をあなたたちはどう思いますか |
或る天文学者が |
居あわれた者が |
主イエスに尋ねました |
どこで彼は天文学を学んだか? |
主イエスは答えて彼に言いました |
天空と天体の数を |
又それらの三角形を |
正方形を |
そして六分星位を |
それらの前進と後退の動きを |
それらの大きさと幾つかの予知を |
そして人の理性では決して分からなかった他の事を |
また彼等の中に医学と自然哲学に非常に熟練した一人の哲学者が居ました |
彼が主イエスに尋ねました |
どこで彼は医学を学んだか? |
彼は答えました |
そして医学と形而上学を彼に説明しました |
また自然の力の上と下にあるものを |
また体の力を |
それの体液を |
そしてそれらの効果を |
またそれの器官の数を |
そして骨を |
静脈を |
動脈を |
そして神経を |
体のいくつかの構成を |
熱くて乾いた |
冷たくて湿った |
そしてそれらの傾向を |
どのように心は体の上で働くか |
それの様々な感覚と機能は何か |
話す怒る望む機能は |
そして最後にそれの組み立てと分解の方法を |
そして他の事を |
創造物の理解がまだ至っていないことを |
それからその哲学者は立ち上がりました |
そして主イエスを礼拝しました |
そして言いました |
主イエスよ |
今後私はあなたの弟子と僕になります |
彼等がこれらとそのような事を議論していた時 |
貴婦人聖マリアが入って来ました |
ヨセフと共に三日歩き回って |
彼を捜す為に |
そして彼女が彼を見た時 |
学者たちの間に座っているのを |
そして彼の番に彼等に質問をしているのを |
そして答えているのを |
彼女は彼に言いました |
私の息子よ |
何故あなたは私たちにこのような事をしたのか? |
見なさい私とあなたの父はあなたを捜して大変苦労しました |
彼は答えました |
何故あなたは私を捜したのか? |
あなたは知らないのか |
私が私の父の家で使用されるのは当然であることを |
しかし彼等は彼が彼等に言った言葉を理解しませんでした |
それから学者たちはマリアに尋ねました |
これは彼女の息子であるかどうか? |
そして彼女が言った時 |
彼は息子です |
彼等は言いました |
幸せなマリアよ |
そのような息子を産んだ者は |
それから彼は彼等と共にナザレに戻りました |
そして全ての事で彼等に従いました |
そして彼の母は全ての事を彼女の心の中にしまって置きました |
そして主イエスは身長と知恵において成長しました |
そして神と人に好意を得ました |
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22章 |
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さてこの時からイエスは彼の奇跡と神秘の業を隠し始めました |
そして律法の勉強に専念しました |
彼が三十歳の終わりに達する時まで |
その時に御父は公に彼を自分のものと認めました |
ヨルダン川で天からこの声を下して |
これは私の最愛の息子です |
☞イエス物語23話 |
彼に私は大満足しています |
また鳩の姿で聖霊が立ち会って |
これは私たちが全ての敬意をもって礼拝する者です |
何故なら彼は私たちに私たちの命と存在を与え |
そして私たちの母の胎から私たちを連れ出したから |
彼は |
私たちの為に |
人間の体の形を取り |
そして私たちを贖いました |
彼は永遠の憐れみで私たちを抱擁する為 |
そして彼の無料で大きく惜しみしない恵みと優しさを私たちに示しました |
栄光と讃美と力と支配は彼のものです |
これから永遠に渡って |
アーメン |
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Office Murakami |